古物商、万引き対策は必須です。
自分のお店の商品を持っていかれないようにするのと同時に、他店で万引きされてきた商品を誤って買取をしないようにするという二つの万引き対策が必要となってくる古物商ですが、ここでは主に買取の注意点について書いていきます。
自店の万引き対策は下のようなものを参考にしてください。
- 防犯カメラの設置
- 頻繁に声掛けや声出し(いらっしゃいませ等)をする
- 死角がないような店内レイアウトにする
万引き商品を買い取らないようにする注意点
万引きは初発型犯罪として知られていて主に青少年(ここでは18歳未満の高校生などという意味合いで使います)が行うことが多いようです。
中・高校生などがおこずかい欲しさに万引きをして、その商品を売りに来るというのが典型例ですが、最近では生活苦から高齢者による万引き商品の持ち込みなどの事例もあるようなので、大人の買取依頼者だから大丈夫という訳ではないので注意しましょう。
万引き商品の可能性が高いものとして以下のようなものがあります。
- 明らかに新品の商品を大量に持ってくる
- 査定中、挙動不審
- 何処で買ってきたのかなどの質問に明確に答えられない
- 同じ商品を何度も持ってくる
このような場合は万引き商品である疑いをいつも以上に意識して査定にあたり、万引き商品である疑いがある場合には所轄の警察署に報告しましょう。
また、持ち込みのお客が未成年である場合は通常の本人確認の他に保護者などに電話連絡や同意書の提出を行いしっかりと確認す必要があります。
同意書のみの提出ですと、友人に代筆させた偽造同意書を提出してくることがありますので電話確認と合わせて行うのが良いと思います。
また18歳以下の青少年から買い受けを行う場合は親権者などの法定代理人の同意を得ることが法令によって義務付けられていますので、しっかりとその点もおさえておきましょう。