貴金属買取業界のレポートポイント
- FCなどを利用し安価・特別な経験なしで開業は可能。参入のハードルは低い
- 行商許可を必ず取り、あまりに強引な買取は自分の首を絞めることになることを肝に命じる
- 悪質なFC提供元に注意!
- 買取などだけでなく、リメイク・修理などの需要を見落とさない。技術がなければ、工房などとの提携でリベート収入を
- 郵送買取・オンライン買取等を活用することで店舗を構えずに開業することも可能
業界 詳細レポート
貴金属テスターの登場により従来のような鑑定技術が必要となくなりこの業界に参入するハードルが急激に低くなってから久しい。
この金属テスターは、貴金属の重さ・種類を正確に測定することができ、鑑定技術を必要とすることなくその時の貴金属相場から公正な買値・売値を出すことが可能であり、素人でも簡単に操作することが可能だ。
しかも小型・コンパクトであり顧客の自宅などに赴き、その場で査定・買取をするといったことも可能となっている。
だが残念なことにこのことが仇となったというべきか、一部の強引な買取を行う業者のに対する一般市民の苦情が続発しているうえに、殺人事件までもが起こってしまった。
このような事情から、現在貴金属買取業者に対する世間の風当たりは厳しい。
FC(フランチャイズ)店の場合は主に本部が買い取ってきた貴金属を買い、その他は専門業者に売る事によって収益を上げており、販売先に関しては概ね安定しているが、上記の理由により一般消費者の買取業者に対する売却行為の心理的なハードルは高まっておりいかにうまく買い取れるかがネックになっている。
店舗の立地条件などは、比較的富裕層の多い住宅街の駅前などが良いようだ。また、宣伝広告などに力を注いでいる事業所は総じて売り上げがいい。
開業するにはFC(フランチャイズ)契約をし、自宅や2・3坪程度の店舗を借りFC本部からノウハウや最新の市場情報を得ながら事業展開していくのが一般的だが、個人で1から開業することも可能だ。
ただ、その場合広告戦略やマーケティングなど全て自力で行わなければならず自らが持っている知識と実力を見極めたうえで行うことをお勧めする。
FC契約をする場合も、どこのFCと契約するか資料を集めよく検討し慎重に判断する必要があるのは言うまでもない。